57 ページ10
「「かんぱぁ〜い！！！」」
「ビールうまっ！」
「A飛ばしすぎないのよ〜？」
仕事を終えてなみちゃんと居酒屋に来た。
久しぶりにサシ飲みができてかなりテンションが上がってます！
「それで最近どうなの？」
「何が〜？」
「推し様。全然話聞かないけどどうなの？」
「え、かっこよすぎて普通に尊死」
「相変わらずね〜…」
呆れたように笑われたけど以前みたいに推し様の良さを語りまくった。
なみちゃんは適当な相槌を打ちながら運ばれてきたレバニラを食べてはビールで流し込んでいた。
「それでね〜なんか仕事とオフでのギャップが激しくて！家ではメガネなの！寝るときはすごいくっついてくるの！やばくなぁい！？」
「ふーん」
「あとあと〜」
「…ちょっと待て」
「はいよぉ」
「…家ではメガネ？寝る時はくっついてくる…？」
「あ」
「…説明してもらえます？Aさん」
「…いやちょっと」
「Aさん？」
「…はい…」
圧に負けて付き合ってることは伏せたけど今まで何度か家に泊まったことがあることや最近の独占欲のことについて話した。
なみちゃんは難しい顔をしながら聞いていたけど話が終わった後に深くため息をついた。
「Aさぁ…遊ばれてんじゃないの？それ」
「…え？」
「自分が好かれてるのをいいことにそうやってAのこと弄んでるんじゃないの？そのうち襲われそう」
「推し様はそんなことしないよ！？」
「わかんないよ？男はみんな狼だから」
私の彼氏もそうだしね〜なんてなみちゃんは笑う。
確かに推し様も狼…なのかもしれないよね…キスとかもされちゃったし。
ん〜…いや推し様に限って…ん〜…
「もうわかんないよぉ〜…」
「はいはい。でも付き合ってないなら手出して来ないんじゃない？」
「…そう、だよねぇ…」
「ましてや5歳も年下の部下だよ？同い年くらいの方がいいでしょ推し様も。そろそろ結婚とかも考える年だろうし」
「…そうだよねぇ…」
言われれば言われるほど不安になってきた。
なんで推し様は私を選んだんだろう。本当に、私でいいのかな。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 581人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪野真哉(プロフ) - るなさん» コメントありがとうございます！もちろんそのつもりで書いております！今後女上司さんはヒロインちゃんの良き理解者として発展させていけたらいいなと個人的には思っております！今後も是非楽しみにしていてください！ (3月28日 8時) (
レス) id: 783aafc6fa (このIDを非表示/違反報告)
るな(プロフ) - 女の先輩はどうか邪魔者じゃなくずっと良い先輩でいて欲しい。ただでさえ向井くん問題や会社に内緒にしている問題が解決していないんだ、あるある展開にはならず素敵な先輩でいてください^ ^ (3月27日 21時) (レス) @page6 id: 35fcb02ad2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雪野真哉 | 作成日時：2024年3月25日 19時
