Sweet? or Sour? Orenge juice II (ページ3)

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橙side

黒「向井くん、これあっちに貼ってくんない」

橙「わかった」

クラスのみんなに友達がいないから
って理由で目黒くんとポスター貼り係にされた

気まず

黒「ねえ」

橙「んぇっ、なに」

黒「なんで友達いないの」

橙「それ聞くか普通」

黒「俺は、モテすぎて嫉妬されるから
友達付き合いとかめんどくなった」

橙「よう自分で言えんな」

黒「向井くんはなんで？」

橙「小学校の時、友達の好きな子と
挨拶しただけでキレられて」

黒「あー、深澤くん関係？」

橙「まあ、うん。そこから人付き合い
めんどくさってなってん… そこからやな」

黒「大変だよな、モテるやつって」

橙「それ自分にも言っとるやろ」

黒「でもよかったな。
深澤くんはずっと側にいてくれて。」

橙「…」

なんなんや、こいつ
初めて喋ったと思ったら急にこんな話してきて

黒「で、どうなの。2人の仲はいい感じ？」

橙「そう見えると思う？」

黒「手くらい繋いであげたらいいじゃん」

橙「なんで繋いだことないの知っとるん」

黒「俺友達いなくて暇だからさ
真逆な2人のこと観察するのが趣味なんだよね」

橙「ストーカーか」

黒「なんであんなに深澤くんは素直なのに
少しもそれに応えてあげないわけ？」

そんなん…

橙「恥ずかしいねん」

黒「は？それだけかよ」

橙「だいたい、俺みたいなやつでええんか思うし」

黒「でも好きなんだよな
じゃなきゃ、付き合わねえだろ」

橙「俺のそういう気持ちを、ふっかさんは
全部わかってくれてる気がする」

うわ、なんか少し語った感じやんかこれ。

橙「ごめん、なんでもない… ってかなんでなん。
なんで目黒くんには話せたんやろ」

黒「俺のこと特に何とも思ってないからだろ」

橙「え」

黒「じゃあこれで終わり。
また機会があれば、話くらいは聞くよ。」

＂これからも深澤辰哉くんと仲良くしてね＂

黒「じゃ」

なんなんあいつ

目黒蓮

友達にはなれそう

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