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黒side
橙「はい、目黒くんが手を止めてる間に終わったわ
もう解散。手伝ってくれてありがとう。」
黒「あぁ、ごめん。あんまり役に立たなくて。
二つのこと一緒にできないんだよね」
橙「なんやそれ笑 でも荷物も運んでくれたし
生徒会仕事中の話し相手になってくれたし
ちゃんと役に立ったから。大丈夫。」
黒「ならよかった」
橙「もう日暮れてきとるし早よ帰んで」
黒「送ってくよ」
橙「ええって」
黒「じゃあ学校の門まで送らせて」
橙「ん。」
何か話そうかと思ったけど、何を気づけば。
生徒会長が振り向いてくれるのかばっかり考えてて
いつの間にか、門まで着いてしまっていた
橙「ほんまに今日はありがとう、またな。」
黒「っ、待って。どうしたら好きになってもらえる？
俺に何が足りない？何か気に触ることしたことある？」
橙「そんな帰り際に勢いよく言われてもな…」
黒「俺バカだから、好きだって伝えたり手伝う以外に
生徒会長に何をしたら振り向いてもらえるかとか分かんない」
橙「……俺の何がいいんよ」
黒「え？」
橙「目黒くんは俺のどこを好きになったん？
メガネ外して前髪上げとる顔が好きなん？見た目？
それとも、生徒会長っていう名前の俺？」
黒「た、たしかに… メガネ外して前髪もあげて
すごい綺麗な顔だなって思ったのがきっかけだけど
ずっと生徒会長の行動とか毎日見てて、誰に対しても
分け隔てなく優しく接してるところとか
大変でも生徒会の仕事を一生懸命にしてるところとか
全部… 全部好き。生徒会長の全部が好き。」
橙「っ、そんなんズルいやん…
毎日好きって言われて好きにならんやつおらんわ」
黒「えっ、は？ ちょっと待って…」
好きにならんやつおらんって…
そんな素振り見せたこともないし感じたこともないよ
黒「俺のこと好きになってくれたの？」
橙「……まだや。」
黒「でも今っ、」
橙「自分で気づいて言うたやん。
生徒会長の俺がええの？生徒会長やなきゃ
俺のこと好きになってくれんかったん？」
そんなわけない。生徒会長じゃなくたって
あの時あの場所で、出会えたことが理由であって
生徒会長っていう名前の子を好きになったわけじゃ…
あぁ、生徒会長じゃない。
＿＿＿＿＿ 向井康二
生徒会長にもちゃんと名前があるんだ、そういうことだよね？
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つみき(プロフ) - #たけみさん» ありがとうございます(T-T)無事に終わりました(T ^ T)休憩したらまたお話書きます!!コメントありがとうございますm(__)m (2022年6月13日 20時) (
レス) id: 43a3405b0e (このIDを非表示/違反報告)
#たけみ(プロフ) - いつも楽しく読んでます！教育実習がんばれ〜！ (2022年5月22日 0時) (レス) @page44 id: 4f37712248 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つみき
| 作成日時：2022年1月20日 4時
