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黒side
生徒会長である彼を好きになったんじゃなくて
向井康二っていう彼の存在を好きになったんだ
黒「ごめんね、今までずっと」
橙「気づいてくれたん…？」
黒「生徒会長だけど違うもんね
ちゃんと、向井康二っていう名前があるんだよね」
橙「っ、せやで。ちゃんと名前があんの。
でも目黒くんだけやなくて、みんなからずっと
生徒会長ってしか呼ばれんくなってしもうて…」
涙までも俺を惹きつけてくるなんて卑怯だな
黒「泣かないでよ」
橙「やって久しぶりに家族以外から
名前で呼んでもらえて嬉しくて涙出てくるんやもん」
黒「これから生徒会長じゃなくてずっと名前で呼ぶ」
橙「生徒会長は嫌やの。絶対やで」
黒「約束するよ、康二。」
橙「〜〜っ、急な名前呼びはずるいやん」
黒「あ、涙止まった」
橙「そりゃびっくりしたら止まるわ」
黒「康二も俺のこと名前で呼んでよ」
橙「目黒くんって呼んどるやん」
黒「分かってるでしょ？」
橙「もういじわるやんか…」
黒「お願い！」
橙「んぅ… 恥ずいねんて…
＿っ、＿＿＿ 蓮くん。 ええやろこれで、」
愛おしさが胸元に突き上げられる感じがして
その勢いのまま、康二の体をぐっと引き寄せる
黒「はぁ、やっと振り向いてくれた」
橙「毎日好きって言ってくれてありがとうな」
黒「やっぱり伝え続けたおかげ？」
橙「本当に好きになってくれたんかなって思えたんよ」
黒「よかった。諦めないで。」
橙「諦めんとってくれてほんまにありがとう」
黒「こちらこそ好きになってくれてありがとう」
橙「大好きやで、蓮くん。」
黒「俺も康二のこと大好きだよ」
橙「ふふっ、ほんまかっこええなぁ」
黒「っ、そういうところが康二はかわいいんだよ」
晴れたあの日、あの場所に行ってなかったら
知らなかったであろう康二の素顔
知ろうとも思わなかったであろう康二の毎日の姿
運命だなんて言ったら、言い過ぎや。
なんて言われるかもしれないけど
それくらい俺にとっては大切な出会いだったわけで
一生離すつもりはない相手
生徒会長…じゃなくて
俺の恋人、向井康二。
俺しか知らない隠れているその素顔が
俺にしか見えないように真っ赤に何度も染まるように
これからも毎日想いを伝え続けるから覚悟しててね
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つみき(プロフ) - #たけみさん» ありがとうございます(T-T)無事に終わりました(T ^ T)休憩したらまたお話書きます!!コメントありがとうございますm(__)m (2022年6月13日 20時) (
レス) id: 43a3405b0e (このIDを非表示/違反報告)
#たけみ(プロフ) - いつも楽しく読んでます！教育実習がんばれ〜！ (2022年5月22日 0時) (レス) @page44 id: 4f37712248 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：つみき
| 作成日時：2022年1月20日 4時
